キャブセッティング

後方排気乗りなら誰でも一度はハマるであろう、キャブセッティングです。

今回、モアパワーと、扱いやすさと、お財布へのダメージを考えてチャンバーはノーマル、エアクリボックスのダクトを外してセッティングを出してみました。

結果としては、８割方満足、といった感じです。

これ以上厳密に詰めても意味がないと考え、これで完成としておきます。

以下、セッティングを出したときの日記をそのまま載せます。

ノーマルデータ
ＭＪ　　　　　　　　＃１８０
ＰＪ　　　　　　　　　＃１５
エアスクリュ戻し　２．５回転
ジェットニードル　 6LO2-63-2
クリップ段数　　　　　　２段
ニードルジェット　　　Ｑ−８
ＭＡＪ　１　　　　　＃１３０
　　　　２　　　　　　＃５０
　　　　３　　　　　＃１６０

８／２５
変更点
吸気ダクト外し
ＭＪ　＃１８０→＃２３０
クリップ段数　２段→１段

感想
アイドル付近が濃い。
水温が上がりきらない内は５０００〜７０００回転でかぶる。
水温が安定すると同回転域、アクセル開度１／８〜１／２で薄い？力が無い感じ。
７０００から上は問題なし。怖くて全開にできない。
３０００〜５０００も問題なし。むしろノーマルよりトルクが出てる。

クリップ段数を戻してちょっと小さいニードルジェットに換えたほうが良いかも。
もしくはクリップのハーフポジションを試してみるか。
アイドル付近はＡＳを開けて様子をみてみることにする。

８／２６
変更点
クリップ段数　１段→１.５段（ワッシャを噛ませた）
エアスクリュ　２.５回転→３回転

感想
全体的に力強いフィーリング。
ただ、アクセル開度１／８〜１／４で濃く、そのせいで町乗りしてるとだんだん調子悪くなる。
ほかは問題なし。ＰＪを絞れば解決か。もちろんＡＳも同時に。

９／１
変更点
ＰＪ　＃１５→＃１２．５
エアスクリュ　３回転→２．５回転

感想
アイドリング回転あたりが濃い。
ほかは大体調子がいい。
相変わらず５０００回転付近がかぶる。

９／２
変更点
エアスクリュ２．５回転→３回転

感想
ちゃんとアイドリングするようになった。
ただやはり５０００回転あたりがかぶる。
恐らくこの辺でエアジェットが切り替わってると思われる。

９／３
変更点
ＭＡＪ２　＃５０→＃１６０
ＭＡＪ３　＃１６０→＃５０

感想
これはやりすぎた。今度は５０００回転あたりが明らかに薄くなった。
失火しまくって前に進まない。
高回転のチェックができない。
ただ、アイドリングが今までで一番安定した。

９／６
変更点
ＭＡＪ１　＃１３０→＃１６０
ＭＡＪ２　＃１６０→＃５０
ＭＡＪ３　＃５０→＃１３０

感想
昨日よりはちょっとましに。どうやら５０００回転あたりは濃いのではなく
薄いようだ。
始動時にマフラーからパーンと音が出る。
キャブが詰まってる可能性もある。キャブ自体をチェックしてみて、
エアジェットはそのままでＰＪを元に戻してみよう。

９／６
変更点
ＰＪ　＃１２．５→＃１５
ＮＪがＱ−８じゃなくてなぜかＱ−９がついてた。（最初に確認しろよ）

感想
やはり下が濃くなる。チョーク引きっぱなしで走ってる感じ。
＃１２．５だと薄くなってしまうので微妙な所だけど
どうやら＃１５のジェットが経年劣化で広がってしまってるようだ。
新品の＃１５を買って付けてみようと思う。

９／８
変更点
ＰＪ　＃１５→新品の＃１５（横穴の形状が違うので別物として考えた方が良い）
微妙に同調が狂っていたので調整
油面が片方狂っていたので調整（これも最初に確認しとけよ）

感想
エアジェットを弄ったせいで微妙に薄い所があるが今までになく全域で安定。
不調の原因は油面の狂いだった模様。ひたすら反省。いい勉強になった。
ということで、

変更点
ＭＡＪ１　＃１６０→＃１３０
ＭＡＪ３　＃１３０→＃１６０

感想
やっとまともなセッティングが出た。全域で安定。変な谷もなく
アイドリングから実用的なトルクが出て３０００回転から
淀みなく１２０００回転まで吹ける。
アイドリング放置でもかぶらない。とてもいい子ちゃんに変身してしまった。

ということで、

最終セッティング
ＭＪ　　　　　　　　＃２３０
ＰＪ　　　　　　　　　＃１５（市販品で形状が違う）
エアスクリュ戻し　　　３回転
ジェットニードル 　6LO2-63-2
クリップ段数　　　　１．５段
ニードルジェット　　　Ｑ−９
ＭＡＪ　１　　　　　＃１３０
　　　　２　　　　　　＃５０
　　　　３　　　　　＃１６０

となった。

2005/04/04追記

しばらく乗ってみましたが開け始めが薄いようです。
前を走る車について行くとき等、微妙な開け閉めをするときにちょっと扱いづらいです。
ただ、この領域があるおかげでカブりが取れる時間が短くなってるわけで、どうするか微妙なところです。